音楽映画

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DVDジャケットみて、「コレ、ジャン=ピエール・ポネルくさしっ!!」と即手に取りました。

やっぱり、ポネルでした。

彼の演出、スゲー好きでなんでございます。鑑賞中は久々に目にする彼の世界観にドップリ。舞台美術にクラクラ。でもって指揮はアーノンクール親父(笑)

このモンテヴェルディの『ウリッセの帰還』は、ホメロスのオデュッセイア(ウリッセはイタ語名)を元にして書いたそうな。ってことは、ギリシア神話から題材がとられとるんでございますね。

なもんで、神さまもボコボコ出てきてオモロイです。

ポネル演出の良いとこは、なんというか見ているものの想像力をかきたてる衣装やメイク、舞台美術に、なんといっても一体感。特にこの作品では、オケメンバーもところどころ音楽だけでなく舞台上に上がったり、逆に歌い手がオケボックスに降りてきたり。。でも進行を妨げることなく、これも作品の一部と相成ってるところも魅力。

おかしかったのは、登場人物のひとりがオケボックスに降りてきて、クールな面持ちで指揮してるアーノンクールに縋るシーンがあるんですわ。でも縋られてもアーノンクール、片手で指揮続けてんの(笑)。他にも即席の船上のシーンを一瞬にしてつくったりと、「あぁ、こういうのもアリかっ」と目からウロコがはがれまくりでもありました。

全編、どことなくコミカルなつくりになっているので、子どもから大人まで、そして舞台美術や演出を勉強される方にもオススメできる一本です。あっ、もちろん歌い手もグーでございますよん。
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法王さんが亡くなって、日本でも関連番組が放送されているのではないでしょうか。これを機に、キリストに興味を持った方もいらっしゃるのでは?

じゃ、聖書でも読むかい。と手に取るも、パラッと頁をめくっただけでガビ-ンとなってる方におすすめなのが、ロックでオペラなこの映画。

キリストさんの最期の七日間を、ヒップにホップにジャ~ンプッと魅せてくれます。
もともとはロイド・ウェ-バ-のミュージカルだったのを映画化したのですね。彼はオペラ座の怪人とかキャッツで有名なお方であります。

70年代の映画とあって、ヒッピーなかほりがプンプンです。

時代が後押しした映像と、ロック音楽にのって歌い、踊って進む最期の七日間は、古くも新鮮で、年代を問わず分かり易くノリノリ(死語?)に、テンポよく見せてくれてます。

私はユダがプレスリーもどきな白い衣装に身を包み、お姉ちゃんたちをバックコ-ラスに従えて、キリストの前でミニコンサ-トを開くシ-ンが好きあります。歌詞もなかなかイカシテおりますよ。

「ヘーイ!なんでこんな時代に生まれちまったんだ~イ? フキョウが目的なら、メディアが普及してないこの時代は失敗なんじゃないの~」

「色んな神がいるけどさぁ、一体誰が一番エライのサ?」

※記憶をもとにこの詞を書いているので、ウロ覚えです。大体のとこを書いてます。スイマセン。。。正しい日本語訳を知っている方いらしたら、教えてくださると感謝でございます。

そんな一般人の素朴なギモン(?)をロックの調べにのせてユダが歌っちゃってくれてます。これだけでも必聴&必見だと思います。

今からキリストな方も、今更キリストな方も、観て損はない作品ではないでしょか。
※この映画、サウンドとミュ-ジカル版も有名でッス(三大ミュ-ジカルのひとつでもありまする)。
トスカの接吻

イタリア人で知らぬ人はいないイタリアの超有名人

ジュゼッペ・ヴェルディ。

19世紀にオペラ作曲家として名を馳せ、今だ彼の作品は世界中のオペラファンを魅了し続けている。

彼は作曲以外でも、ある遺産をミラノに残した。

音楽家のための老人ホ-ム。

この事を知ったのは、大学時代だったと思う。
やるじゃん、ヴェルディ」と思ったのを覚えている。それ以来、この老人ホ-ムがずっと気になっていた。

アクの強い音楽家たちがどんな老後を過ごしているのか?

そんな時に出会ったのが、ダニエル・シュミットの「トスカの接吻 IL BACIO DI TOSCA」だ。

監督のシュミットはここにカメラを持ち込み、引退したオペラ歌手たちの生活を淡々と記録する。往年の大歌手が舞台衣装を取り出し全盛期を懐かしみ、そして歌いだす。。

これはフィクションか、現実か。。。

もしかしたら、虚構とも言われる華やかなオペラの世界で生きてきた人々の老後を映すのは残酷なことなのかもしれない。でも虚構とも現実ともつかない世界に生きたのなら、この現在もまた虚構なのかもしれない。。

私は過去を追い続ける彼らを見て、追い続けたい過去のある彼らを羨ましく感じた。「夢」のような人生と言ってもいいような気がする。夢を追い、夢を実現し、老いて嘗ての「夢」を回顧する。。

フと、沢庵和尚さんの遺言を思いだした。

「夢」だそうだ。

ちなみに、イタリア語では「La vita è sogno」と紹介されている。
LA TAZZA E IL BASTONE
111 storie Zen narrate dal Maestro Taizen Deshimaru 22ペ-ジより

同じ夢なら、良い夢であった方がいい。。。

この映画は夢(?それとも虚構?)、現実、過去、現在が交差する力強く不思議なドキュメント。
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