日本映画

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DVD黒澤明の『生きる』を見て、ジーンと来なかった人はいないんじゃないかしらん

なんともウダツの上がらない志村喬演じる公務員が、自分の余命がいくばくもないことを知り、市井の人々のために小さな公園をつくることに奔走する姿を描いとります。

今も昔も変わらぬお役所に、自分のことしか考えてない上司や政治家、保身に汲々ヤル気ナシの同僚たち。。志村演じる公務員も死の期限を切られるまでは、ナントナクコトナカレで日々を生きるひとりだったのですが。。

これってこのまま現代にも通じる話しで共感できる作品ってのがスゴイとこ。人は生きる時代やスタイルが変わろうとも、根本的な生きる意味は不変でそこんとこをしっかりと抑えた作品だから、時代や世代を超え゛ジーーン゛とくるのではないでしょーか。

ブランコに乗って目的を達成した後に゛いのち短し 恋せよ乙女♪゛を歌う志村喬はなんか幸せそうデス。精一杯生きた人のみが得られる充足があったような気がします。でもこのシーンで得られる感情は、ただのジーンではなく、セツナサやままならなさや人の醜さやひたむきさにカナシサ、でもやり抜いた充足感。。色んなもんが混ざりあってゴチャゴチャになって、ジーーーン。なのであります。

そういえば、メメント・モリ(死を想え)

そんな言葉がございます。自分が必ず死ぬってことを忘れちゃダメよん。だから精一杯生きないと。なんて意味(だと思う。。)

この言葉の本当の意味に気づけた人は、゛生きる゛ことができるんじゃないでしょーか。とか言うて、ダラダラ星人の私は、ダラダラダラ~とした後にこの言葉を思い出しては焦ってみたりな日々だったりするのですが。。
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先日、やや伝説と化してる気もする『ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚』をここイタリアで、イタリア人に薦められ拝見いたしました。

ザ・ギニーピッグとしてシリーズ化してるアレでございます。


よく映画の話しで一緒に盛り上がるイタ人がいてですね、ゼヒ見てもらいたい映画があるっつぅことで貸してもらったのがこの映画。タイトルみて「こ、これはっ!!!」と画面に前のめりになり、監督名見て、「ギョエ~~」と後ろにひっくり返ってしまいました。

ど、どうしてイタリアでこの映画。。(汗)
でもって、イタ人に薦められちゃってるんですけど??
なんか、不思議。。

このギニーピッグシリーズは私もちらとしか知らないのですが、ホラ、あれですよ、あれ。その昔に世間を慄然とさせた幼女連続殺人事件の容疑者Mの部屋から押収されたビデオの中に(私が見たやつではないのですが、)このシリーズがあったということで一時話題になったやつです。

そんなのをなんとなーく覚えてたのと、監督゛日野日出志゛の名を見てひっくり返っちゃった次第。

日野センセはホラー漫画の大御所でございますね。私も子供の頃に何冊か読んだ記憶アリ。あのグリグリッとデカ目キャラが印象深いです。しっかし日野センセ、映画の監督もしてたんですねぇ。知らなかったですわ。

で、この映画の主役は゛斉木しげる゛なんですよー。でもって、若かりし頃の久本雅美も出てるの。なんかテロップみただけでヒエーー。の連続でございました(笑)

映像はちょっとチャチイかほりもしましたが、ところどころ日野テイストが感じられるとこもあり、ストーリーはチビッとひねりも効いてたし、ホラーだめ人間な私でも許容範囲だったので、自分の中では勝手に゛ソフトホラ~゛ということで、やや(?)おすすめデス。
DVD役者が役者でした。

それぞれがそれぞれの役にスッポリはまって、ゲイのための老人ホームが舞台という゛フツー゛とは一線を画す設定の中、自然に悩み葛藤アリ、お互いがぶつかって分かり合って行く過程にすんなり入り込めて、見終わった後は清々しく、見て良かった感たっぷりでございました。

あのフリフリ王子様ブラウスが似合う日本人は、オダギリジョーぐらいでありましょう。柴崎コウの(内面の)ブサイク女っぷりな中にも不器用ないじらしさやかわいらしさもよございました。脇も固める俳優陣もそれぞれのキャラを味つけ濃く演じていて、こちらも必見。

生や死、ゲイやノンケ、ブサイク女と美男など、フクザツが絡まってフッと複雑さが消えたようなラストは秀逸。気になるセリフも多く、もうちょっと時間を置いてもう一度じっくり見たい、かな。

久々に、静かに沁みた作品でございました。
DVD
゛クール゛ってのは、もう死語なんでしょうか。

でもこの映画の沢田研二ことジュリーはもぅ本当に゛クール゛でもって、色っぺーー。シャワーシーンなんか、目が皿になって見てる自分がいましたですよ(笑)

今のアイドルなんかより、段違いに格好ヨイです(←勝手に結論)

そのジュリー主演の映画『太陽を盗んだ男』は、彼の魅力炸裂なのはもちろん、ストーリーも脇を固める役者陣も濃ゆくて、下手な今どきのチョウタイサクなんてのを見るよりずっと見ごたえあります。

ジュリーったら、プルトニウムを盗んで自分で原爆つくちゃうんですよ。でもって、政府をゆするんだな。それを追う刑事役に菅原文太。

濃ゆ~い

最後のジュリーと文太との決闘シーンはもう伝説モンでございましょう。文太ったら、「えっ、不死身キャラなんですか?」ってくらいなシツコサでやられてもジュリーに挑みかかってくるのですよ。スゴイですから、ホント。

そして最後のシーン。。

そ、そう来ましたかっ。。」となんかもう、見てください。としか言えません。

絶対に見て欲しい、邦画のひとつございマス。
Amazon.co.jp: 座頭市(デジタルリマスター版): DVD: 勝新太郎,子母沢寛,中村努,市山達巳,樋口可南子,陣内孝則,片岡鶴太郎,緒形拳人物の掘り下げ方もイマイチだし、ストーリー展開も大雑把だしなぁ、な映画です。

でも勝新のスゴサが見れるだけでも価値ある一本ではあります。

いや、マジ見とかないとっ。

この勝新の最後となった座頭市映画、息子の奥村雄大がリアリティを出すため。ってことで真剣使って死者が出てしまったやつであります。当時はテレビで随分報道されてたから、覚えている人もいるんじゃないでしょかね。

息子さん、残念ながら父・勝新ほどの才能は受け継がなかったようですね。残念。。この映画では、小ぶりな相撲取り。ってな印象でしたです(ズラが相撲取り風だったからか?)。ヤクザの親分役だったんですが、敵対することになる親分の内田裕也に負けてましたです。裕也、セリフまわしは下手ですが、存在感アリ。息子氏は、なんか足んなかったんスよね。。

勝新は、ひとりDかっ?!

ってほど、画面から飛び出さんばかりの存在感を放ってました。やっぱ、濃ゆいですね。そして殺陣がスゴイっすから、もぉ。目が離せませんわ。

ちょっと切れすぎ?な刀で樽から柱からザックザックと切って、キッテ、斬りまくってマス。とどまるとこ知らず。

斬られる方も、不自然にブッッシュ----。とか血を放出したりしてもいますが、イイんです。勝新がスゴイから。

勝新のスゴ殺陣が見られたから満足。。そんな勝新がつくった、勝新のための映画でありました。
goyokiba.jpgなぜか勝新太郎が見たくなって、『御用牙シリーズ』第一作目を見てしまいました。

勝新太郎扮するカミソリ半蔵は、江戸の北町奉行所の下っ端同心。優秀ですが、やりたい放題。彼の捜査スタイルも破天荒です。何が凄いって、普通だったら絶対訴えられてるヨッ!!というよなセクシャルハラスメント(ゴーカンか?)で女関係者たちから情報を得。。って、江戸ちょいポルノ捜査網。って出来でありました。

こんなゴーカンまがいな事をしてもOKなのは、映画の最初の方に出てくるダンセイ器強化訓練の賜物なのかもしれません。そして、武術の訓練も他の武士モノとは違います。さすが勝新です。

なんと言うのか分かりませんが、ヘビメタ兄ちゃんたちがよくつけている、手の甲に鉄状のトンガッタのがついているもので拳パンチを喰らわす時に破壊力が増すシロモノを使い(なんていうの、これ?)、自宅の庭に立っている石仏像をパンチしながら倒していったりしてました(いやはや、バチ当り(笑))。倒した石像を部下の蟹江敬三、草野大吾らの曲者俳優たちがケナゲに元の場所に戻しているシーンもちょい笑えます。

そういえば、朝丘雪路が小判の女体盛りなんかもしてました。体当たり演技ですなぁ。

で、結局スッキリ事件解決とかいう感じではないのですが、勝新の存在感と「なんじゃソレ?」感に圧倒されて、「まぁ、いいか。。」と妙な爽快感を残してくれた一本でありました。

軽い気持ちで見ませう。笑えます。良かったら、ドゾ。
Amazon.co.jp:砂の女 特別版: DVDよく分かりませんが、どきどきしてしまいました。

今どきの特殊効果があるわけでもなく、複雑なストーリーというわけでもないんですけど、画面に吸い込まれそうな映画であります。

『砂の女』、監督は華道の家元でもある奇才勅使河原宏。原作は通常の思考を超えた作品群でお馴染みの安部公房。主演は怪優の岸田今日子。とくれば、まだ見てない人もかなりソソられる一本なのではないでしょか。

砂の穴に砂をかきだすことで生活をする岸田今日子、村人に騙され穴に連れてこられ、岸田とともに砂かきで暮らすことになる「お客さん」なる男性との数ヶ月間の生活と葛藤が描かれとります。

噎せ返るほどに降りそそいでくる砂との葛藤、閉塞感、砂の女との情愛にお客さんの砂の穴脱出願望、試み。。この奇妙な状況を、武満徹の音楽が更にキシキシザラザラとしてくれちゃってます。

金、かかってねえなぁ。。なんて思っちゃうぐらいシンプルなセットに、ちょこっとの出演者ではありますが、ヘタな金満映画よりも鑑賞後は余韻が後引く一本ですね。

岸田今日子、妖艶です。訳分からん凄みというか強さがあります。理不尽で一見、無意味とも思える状況の中を生きる「砂の女」を怪演しとります。

多分、この映画、今でも「前衛」って部類に入るんじゃないでしょうか。

そうそう、その昔、イタリアでもこの映画が上演されたらしく、イタリア人のおっちゃんに「『砂の女』、見たことある?」なんて聞かれたことありますです。

日本映画、あなどれません。

見るべし。な一本でありました。
Amazon.co.jp: 裸の島: DVD: 乙羽信子,殿山泰司,田中伸二,堀本正紀,新藤兼人セリフ、ありません。

でもそれがかえってこの映画をリアルにしている気がします。

もしかしたら、ドキュメンタリ-と思って観た人もいるかもしれません。

それぐらい、リアルです。

水もない孤島に暮らす農民一家の日常を追ってる映画です。ほんと、淡々としてます。不便でビンボ-、過酷、楽しみはちょこっとの人生ですが、ずっしりとした重みを感じる人生が描かれています。現代では失われつつある人の力強さなんかも感じてしまいましたです。懐かしくも苦しい作品ですね。これ、白黒フィルムですけど、光の具合や自然の美しさ、雄大さが表情豊かに表現されとります。

フッと「自分探ししている人なんかが見てみるといいんじゃないかなぁ」と思ったんですが、どうでしょ。

モスクワ国際映画祭でグランプリ受賞。その後、多くの海外の映画人にも影響を与えた作品だそうです。
20050303063703s.jpg京マチ子演じる幽霊の凄みと怪しさ、妖しさが今だに忘れられない映画であります。

なんでそんなにアヤシイのでありますかっ!?
と叫びたくなります。

気になるのは、幽霊なのにちょっと豊満すぎやしませんか?というところですが、そんな彼女が住まう黄泉の国に連れ込もうとしている男に上目使いですり寄る場面では、彼女の豊満さがなお一層、この世のものとは思えないスゴミを引き立てておりました。

黄泉の国へ連れ込まれようとしている男の妻役を、可憐&薄幸に田中絹代が演じています。キョーレツな京マチ子に対抗するには、彼女しかいない気がいたします。最後に、田中絹代も夫を想うせつない幽霊となって登場します。

両者の幽霊たちの現世に対する想いや表現の違いを見比べてみるのも、おもしろいかもしれませんね。それにしても、もう二度とお逢いしたくない幽霊、また出てきてほしい幽霊。。幽霊と言っても様々なんですよねぇ。それと素朴なギモンなのですが、幽霊って「心残り」のある人がなるのでしょうか。少なくとも、この映画の幽霊たちは、それぞれが現世に残した心残りのために出てきます。

今日、実家で飼っていたネコが亡くなったという連絡がありました。幽霊でもいいからちょっと逢いたい気もしますが、ネコって「化けてでる」って言葉しか聞いたことないんですよねぇ。できれば、田中絹代のような可憐なのでお願いしたいものですが、どうなんでしょ。でも、日本―イタリア間は、さすがにちと遠いでしょうかね。

そうそう、この映画、「ベネチア映画祭・銀獅子賞」に輝いているそうです。
江戸川乱歩の作品は、大抵の方がどこかしらで目にしたことがあるのではないでしょうか。

私は幼稚園くらいの頃に、天地茂の明智シリ-ズの再放送(?)をテレビで見て腰を抜かして以来のファンであります。

江戸川乱歩自身にも興味ありありでありまして。。。
なんでも、作風とは異なり、生活は真面目で地味だったなんて話しもありますが、ある作家さんが乱歩の家を訪問した際に、
ごめんね。冬はあんまり面白いものが見れないんだよ。ちょっとお茶淹れてくるから待っててね
と乱歩はこの作家さんに双眼鏡を渡したそうです。周囲は民家であります。夏はどんな面白いものを見ていたのでありましょうか。。彼は本当に真面目な私生活のお人だったのでしょうか。。。気になる。。。(このセリフを言った家かどうかはわかりませんが、旧乱歩邸は立教大学の近くにあります。フツーの民家で、表札も江戸川ではありません)。

ここらでひとつ乱歩原作の映画を。。。
三輪明宏主演の「黒蜥蜴」
これは三輪明宏さんのための映画でありましょう。衣装も気合入っています。いくらなんでも、それが普段着ってことはないでしょ。。。なんてツッコミは許されない貫禄があります。
明智小五郎。。。覚えてません。ハイ。(serufinumさんからのトラックバック
三輪明宏さんのうつくしー写真が拝めて、プチ不思議人エピソ-ドも読めます)

乱歩&三輪さんがイイ具合に絡まって、見ごたえある作品であります。舞台版をビデオで見ましたが、私は映画の方が好きかな。

あとやはりキョ-レツに脳裏に焼きついているのは、動く三島由紀夫。出番は一瞬ですが、キョ-レツです。イタリアでも著名な三島先生が動いてあらっしゃいます。なんだか山本太郎に似ている気がしないでもありませんが。。

そうそう、私はまだ見ていないのですが、京マチコの「黒蜥蜴」もあるそうです。こちらはちょっとミュ-ジカルぽいとかぽくないとか。。。それと、天地茂の「黒蜥蜴」。もし御覧になった方がいらっしゃれば、どんなだったか感想なぞ教えていただけるとウレシイです。かなり気になっております。

あぁ~、ビデオ屋さんへ走って日本映画三昧とゆきたいですなぁ~
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