お時間あらば、しばし立ち止まっていただければこれ幸い。足跡なぞも残していただければ極上のヨロコビでッス。

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DVD以前に何冊か読んでそこそこ面白かった記憶アリだったので、これまた先日のミラノで目についたついでに購入してみました、坂東眞砂子氏の『蟲』

一言で言えば、期待ハズレ。残念。。な一冊。

妊婦さんの不安定さや、「よくいるよね、こういう女性」な心情がねっとりとした通奏低音がごとく描かれているのと、気味悪い゛蟲゛も絡みで、なんとなーく濁って湿った空気感とかは、まぁホラー。ではありましたが、なんか中途半端やなー感は拭えずでございました。でもときどき絵的にホラーかも。な表現には才を感じちゃったりしたことも確か。

作者の坂東眞砂子女史は、イタリアでインテリアデザインを勉強してたんですよね。日本の土着ホラー(?)←勝手に命名。っぽいのを書く作家さんとしてはちょっと異色な経歴だよなぁってのと、猫殺しで一時話題になってたことで記憶にインプットされとりましたです。

この『蟲』読んで、そんなこんなを思い出したので、ちょっと経歴なぞググッてみたら、ちゃんとミラノ工科大で2年間留学してるんですのね(なんちゃってとかかもなぁ。。なんて思ってたのですが。。スンマセン。。)。でもって、自称・詩人さん(??)とタヒチでロハス生活(?)してたことあったりとか。。

全然、ニッポン土着ホラーなイメージないんですけど。。

いやはや面白いですよねぇ。でもって、発言とかからちょっとイッチャイ気味(?)な印象アリなとこもやや惹かれマス。で、「すべての男は、私だけに夢中になってほしい」なんつうこともおっしゃってたりされるようで、さぞや外見もブッ飛んだハッデハデな方というか、気合い入ってんだろな。とネットにてご尊顔を拝したら。。

のけぞり、ました。。

あまりにも期待を裏切られて。。
(なんというか、勝手ながらの私の印象では、源氏物語の末摘の花の君がすぐに頭に浮かびました。。末摘さんが、ロハスに詩人とタヒチでミラノでデザインで子猫殺しでホラーで蟲で死国でそれからそれから。。)

スミマセン、混乱してマス

作品から受けるイメージやマスコミからの情報、たまたま見たお写真などなどとのギャップの差から、「一体、この方の中にはどんな感性が同居しているのか」。。なんてことがスンゴイ気になってしまいます。

日本帰ったら、エッセイとか探してみようかしらんね。

こちらもブッククロッシングで。旅程はココからドーゾ
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DVD綾辻行人作品は、数年前に一度読んでかなーり自分的にはハズしてる作品だったので、それ以来ご無沙汰しとりましたが、最近ミステリなんてのを読むようになり、特に和製ミステリの解説なんかにはこの作者の名を頻繁に目にする。つぅことで、先日のミラノでお目にかかりついでに購入。

読み始めて「しまったーー」と思ったのは、この『人形館の殺人』゛館シリーズ゛四作目だったのですよ。やっぱりこういうのは、最初から辿らんと。。ねぇ。

このシリーズは中村青司という架空の建築家が手がけた建物で起こる殺人事件を島田潔が謎をといてゆくストーリー。んで゛館゛が絡むんで館シリーズ。建築家の癖みたいなのも絡むんで、最初から読んでナンボ感がございました。

でもこの『人形館の殺人』は前三作とは異なっとりましてね。。ふふふ

そういや建築と探偵。なんてのには、篠田真由美氏の桜井京介シリーズなんてのもありましたね。こちらはいつも同じ建築家ではないのと、どちらかといえば、殺人事件+建物に込められた人の想いも読み取って行く。という印象でしたです。

ミステリで建築。と一言に言っても、作者さんによって随分味付けが変わるんで、そういうとこを読み比べてみるのも面白いですよねぇ。

そうそう、この人形館を読み終わってから、ポワロの『アクロイド殺人事件』のサイコ版か。と数少ないミステリ読書体験から思ってしまった次第ですが。。っていうのは多分早計で、ちょっと手法が似てるとこあった。ってダケ。でも、新本格派ミステリーなんて括りもあるようなんで、゛カタ゛みたいなのはあるのかもです←定義は曖昧みたいですが。。

まだまだ全然読書量も少ないんでなんともですが、ミステリって分野にはお作法というか手法みたいな大枠があるんでしょーか。それぞれの作品はもち違うんですが、枠組みみたいなのは似通ってるのもチラホラ。。

もうちょっと量を読みこなしてみたい分野、ミステリでございマス。

これもブッククロッシングで旅立たせる予定。旅程はココから見れます。
先日、やや伝説と化してる気もする『ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚』をここイタリアで、イタリア人に薦められ拝見いたしました。

ザ・ギニーピッグとしてシリーズ化してるアレでございます。


よく映画の話しで一緒に盛り上がるイタ人がいてですね、ゼヒ見てもらいたい映画があるっつぅことで貸してもらったのがこの映画。タイトルみて「こ、これはっ!!!」と画面に前のめりになり、監督名見て、「ギョエ~~」と後ろにひっくり返ってしまいました。

ど、どうしてイタリアでこの映画。。(汗)
でもって、イタ人に薦められちゃってるんですけど??
なんか、不思議。。

このギニーピッグシリーズは私もちらとしか知らないのですが、ホラ、あれですよ、あれ。その昔に世間を慄然とさせた幼女連続殺人事件の容疑者Mの部屋から押収されたビデオの中に(私が見たやつではないのですが、)このシリーズがあったということで一時話題になったやつです。

そんなのをなんとなーく覚えてたのと、監督゛日野日出志゛の名を見てひっくり返っちゃった次第。

日野センセはホラー漫画の大御所でございますね。私も子供の頃に何冊か読んだ記憶アリ。あのグリグリッとデカ目キャラが印象深いです。しっかし日野センセ、映画の監督もしてたんですねぇ。知らなかったですわ。

で、この映画の主役は゛斉木しげる゛なんですよー。でもって、若かりし頃の久本雅美も出てるの。なんかテロップみただけでヒエーー。の連続でございました(笑)

映像はちょっとチャチイかほりもしましたが、ところどころ日野テイストが感じられるとこもあり、ストーリーはチビッとひねりも効いてたし、ホラーだめ人間な私でも許容範囲だったので、自分の中では勝手に゛ソフトホラ~゛ということで、やや(?)おすすめデス。
DVD日曜に、本友に誘われ、ミラノの日本人学校のフェスタと呼ばれる学園祭(?)みたいなのに行って参りましたデス。

12-16時とたったの4時間だけで、友情報曰く、「今年はイタリア人も大量に来るって話しだから、12時前には着いてないとだよー」と、車出してくれる友の住む町まで早目の電車で行くも、またも電車が遅れ、おせおせで結局日本人学校に着いたのは、12時15分。

着いた時点で長蛇の列でございました。

前に来たときはこんなじゃなかったんだけどなー。な記憶でしたが、近年はなんだかイタリア人入場者増なんてのもあって、スッゲー賑わっとりました。

友は、「本以外で見たいものある?いいよね、あとは別に。じゃ、本」ということでふたりして着いてすぐに本売り場と化した図書室へダッシュ。

友ったら、えらく用意よくって小ぶりの紙袋数枚を用意して、バシバシ本をつめては運転手&クローク係りのダンナさんとこへ置いてくんですよ。まー手際良いこと。。

私は両手に持てるだけだったんで、写真分だけ。この写真には、友から借りた本も混ざっての冊数でございます。もーぅ、狭い会場に人が押せ押せだったんでゆっくり見るとか吟味するとか、浸るとかとかはできませんでしたデス。

でも友と共に行ったり来たり迷ったりで、気づいたら2時間経っとりましたけど。

その後友は用事があるとかで、とっとと会計済ませて疾風のごとく他には何も見ず、互いの戦利品批評会もやらず立ち去って行きました。

もう、怒涛

私は桃色吐息で迎えの相方待って終わった日本人まつり、でございました。
DVDひ、ひどい。これは、ヒドイっ!!

折角歌い手が良くても、演出がヒドくて、全部フツーに見れず。飛ばし飛ばしでした。

この『アルバのアスカーニオ(ALBA IN ASCANIO)』は、モーツァルトがマリー・アントワネットの兄弟がイタリアはモデナのお姫さんとの結婚式でのために書き下ろしたオペラ。

題材もローマ神話に基づいててですね、アイネイアスの息子で後にローマを築く双子の兄弟の先祖にあたるアスカーニオの結婚話なんですよ。ヴィーナスは出てくるわ、ヘラクレスの血をひく妖精は出てきちゃうわと、慶事にふさわしく華やかで幻想的。

が、が、

この演出は、途中々々にドイツ語で解説だか説明だか入るわ、歌い手はゴツイか太いかが一般的だっちゅーのに、超ミニスカ履かせて太い足出させてるわ、スーパーマリオの変形版みたいな格好を合唱にさせてるわ、主役のアスカーニオはメゾソプラノ、そう女性が扮してるんですが、ズラで故意に生え際を後退させ、見かけは50代のオヤっさんと化した実力派メゾのソニア・プリア女史。アスカーニオには紅顔の美青年であって欲しい私には、ショーゲキですよ。悪い意味で(ソニア女史、顔もキレーなのになんでわざわざオッサン化させるのか。。謎)

※初演ではアスカーニオはカストラート(去勢歌手)が歌ってマス。今はメゾソプラノが歌うのがフツー

こんなオペラだったケ??

とモーツァルトがクサバの陰で泣いてるよ。な衣装に演出でございました。

これ、かの有名なザルツブルグ音楽祭での演奏の録画です。実は学生の頃、この音楽祭を見に行ったことあるんですが。。

やっぱヒドかったんですよね、演出が。。
途中で何人も席立ってましたもん。

現代的だか予算ケチッてるのか知りませんが、もうちっとどうにかならんのかい。ってのがかつて見たザルツと今回のDVDでの感想。

そうそう、相方にこのDVD見せたら、バカ受けしてました。。(汗)

だ・か・ら、そんなオペラじゃないしー、演出もバカ受けされるの狙ってないと思うしー

あぁ、歌い手良いのに。。もったいない。。

この演出、評判良かったんでしょうか。気になりますね。
DVD仏歌曲を勉強してるんで、久々に引っ張り出して聴いてみてるこの『フランス歌曲集(FRENCH SONGS RECITAL)』は、メゾソプラノのクレール・クロワザがドビュッシー、デュパルク、ド・プレヴィル、セヴラック、ルーセル、フォーレ、プーランク、オネゲルらの23曲を歌っとりマス。

で、なんとっ作曲者でもあるプーランク、プレヴィル、ルーセル、オネゲルらがピアノ伴奏でも参加しちゃってるという、貴重でセピア色な一枚なのでありますよ。

聴いてみると、今の歌い手さんとは少しスタイルの違いも感じますが、なんとも味ある演奏を披露しております。演奏は1929年頃だそうで、CDには昔の録音でよく耳にする゛雑音゛も混じっているのと、「あぁ、あの作曲家が弾いてるんだぁぁ。。」という今は亡きアノ人への想いも絡まり、なんだかとっても゛のすたるじい゛。

このクロワザ夫人、フランスの名メゾソプラノでございましたが、母イタリア人、父アイルランド人だったそうで、クロワザは芸名だったそうな。キャリアはフランスでオペラから始めるも、演奏会と教育とに力を注ぐようになったそうであります。一説には、オペラを歌える声量を失ったため。という話しもあり。

かなり頭のキレる人であったのと、感性の良さもありで、フランス歌曲の近代及び現代歌曲を中心として活躍したようです。教育者としては、パリ音楽院の教授さんしたり、講習会やらで歌曲の解釈や歌唱法を指導していたとのこと。でもそんな着実なキャリアを築き上げるも、大戦中にドイツ協力者だったということで、フランス楽壇からボイコットの憂き目にあい、晩年はサビシーく一生を終えたそうであります。

あぁ、せ・ら・ヴぃー

フランス歌曲って、こうなんというか独特なんですよ、雰囲気が。

なんとも゛エロ゛くて゛人生゛で哀しくて悲しいというか、人の悲喜こもごもがギュッと詰まっているというか。。

CDのサラッとした解説でのクロワザさんしか知りませんが、なんか妙~に感じるとこありな一枚であります。多分、シャンソン系が好きな人も、このCDは好きなんじゃないかしらん。
DVD開高健の名前を初めて知ったのは、開高亡き後、娘が自殺をした。というのをラジオで聞いたのが最初。

その後、どんな父親だったのか気になって、図書館で探して一冊だけあったのが『知的な痴的な教養講座』でございまして、これがスンゴイおもしろく、タイトルを裏切らず゛知的な痴的な゛一冊で、一気読みしてしまったのでありました。

結局、どんな父親だったかは分からんかったのですが、非常に機知に富み博識でバイタリティのある魅力的なオッサンだったらしい(?)ということは分かった(?)のでした(随分前に読了した本ですが、今だにいくつかの話しは「おもしろいナー」と思った記憶とともに残っているので、再読希望な一冊でもあります)

それから開高にハマったかと思いきや、なぜだか私の行きつけだった図書館にはなく&古本屋にもなく(←ビンボーだったんで、楽譜以外の趣味書籍は古本。あっ、今もビンボーさはあんまし変わりませんが。。)、ということで、そのまま時は流れ、国は変わり。。。
DVD
なぜか突如として本棚の片隅にて、生涯2冊目となる開高健の『ロマネ・コンティ・一九三五年』を発見。多分、友達からドカッと本をもらったやつに紛れてたんだとは思いますが。。う~ム。。まっ、でも。。

運命??

というか、日本語書籍も手薄になってきたしで、手に取ってみた次第。

知的~とはまた違った印象、なんというか人の営みとかジンセイとか、うまく言えませんが、゛陰影゛ってのが色濃かった気がいたしました。そして、相変わらずの博識っぷりと雰囲気アリな文章。。

これには六つの短編が入っててですね、なんか「はい、おもしろかったデスまる」みたいにハッキリこうこうこうでした。と私には言えない、というかうまくガチッと捉えられないんですが、なんかこう、「分かるなぁ」と小説に流れる雰囲気に気持ちが添うことはできた気がいたしましたデス。

゛難しい゛小説ではないけれど、多分、イマドキの分かり易いものに慣れてしまっている人には、ハテナマークが浮かぶ類のものかもしれないなぁ。と思ってもみたり。

そういや最近は、分かり易いイマドキのものを多く手にとっていた気がしますが、本来はこういうの好きで学生の頃とかは読み漁ってたなぁ。。なんて思い出しましたです。そうそう、映画も分かり易いのより、うまく捉えられないけど、その後ろにあるナニカを探す系が好きだったのでした。。

オメーが好きな映画って、ヒットしないよなー」なんて言われてた当時(笑)。このロマネ・コンティは売れたんでしょうか。ちょっと気になってもみたりです。
DVD久々に、見直してみた『グレン・グールドをめぐる32章』

雪原の彼方からやってくる冒頭、雪原の彼方へと去って行く最後。最後のコンサートの舞台に出る直前にサインに応えるグールド。ホテルのメイドに自分のレコードを聴かせるグールド。友人へ宛てた手紙へ綴る想い人への気遣い。。短いエピソードや関係者らの証言から様々な面を見せ、浮き上がってくるグールドは、真摯で謙虚、孤独だが孤独ではない。。

淡々としてるからか、私のグールドへの思い入れが強いためか、見終わった後は余韻をひきます、残します。

大学のとき、ピアノのテスト前は絶対にグールドを聴かないという友がおりました。

あんなの真似できっこないし、面白すぎて眠れなくなるから、試験前に聴くのはキケンなのよね

だそうです。クラッシックが固い、暗い、ツマラナイ。という人は、グールドを聴いてみることをオススメします。何から聴いていいか分からない。といならば、この映画のサウンドトラックから聴いてみるもよし。ネットで検索して映像+音楽から入ってみるもよし。グールドほど映像を遺した演奏家もそう居ないというぐらい残ってますから。

そうそう、ヴォイジャー探索機は、宇宙飛行中に何かしらの生物と接触したときのためとして、グールドのピアノ曲も積み込んだそうです。きっと、彼のピアノを聞いたら、地球にやって来たくなるんじゃないかしらんね。
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