お時間あらば、しばし立ち止まっていただければこれ幸い。足跡なぞも残していただければ極上のヨロコビでッス。

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DVDコン・ゲーム小説という人気ジャンルがある。゛con game゛とは取り込み詐欺・信用詐欺を意味する俗語であるが、コン・ゲーム小説は本来の狭い意味だけでなく、暴力的な手段を用いず、知能を使って大金をせしめようという詐欺師・ペテン師など小悪党たちが織りなす、化かし合い、だまし合いを描いた小説に対して使われることが多い解説より

こんな小説の分野があるんですねぇ。知りませんでした。

楡周平の『フェイク』の主人公は、情けなく情にもろいやや負け組み青年、脇を固める登場人物たちは適度に小悪党。人を騙す、大金せしめる。なーんて話しではあるのに、暗い感じはなく爽快感さえあるのは、盗られて、やられて困る人が対象ではないのと、登場人物たちが良くも悪くも人間臭いとこにあるのかもデス。

どちらかというと内面系が好きな私としては、そんなに好きな分野ではありませんが、社会音痴な私には、話に絡んで語られる銀座のクラブや株、競輪などの仕組みにチラと触れられて、それなりに実り多い一冊でございましたです。娯楽作品+でそこそこの知識が得られるというのは中々の魅力、であったかも。

サラッと読めるけど、軽く知識も蓄えられる、話しの種になりそなネタありな一冊でございましたデス。

私みたいな社会音痴、小難しい解説本が読めない人は、コン・ゲーム小説っていうのからまずは楽しく゛小難しい゛に触れてみる。ってのもアリかも、ですな。

読者がしばし現実を忘れ、血を見ない頭脳戦を純粋に楽しむことができる。――コン・ゲーム小説とはそんな楽しい小説なのである解説より
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一時ハマってたこの一曲は、ドイツ人作曲家グラウンさんのオペラ『Cleopatra e Cesare 』のアリアでございます。

作曲したのは、ドイツ人のグラウンさん。なんて軽く書くと、赤ら顔でビール片手ってベタなイメージも湧きますが、後期バロック期に活躍し、ドイツ人とは言ってもイタリアオペラの大家として当時活躍した作曲家。

ドイツ人なのに、なぜにイタ語でイタリアオペラ?

というなかれ。バロック期ではですね、イタリアが音楽の中心。メッカだったのですよ。ドイツ人だゲルマンだ。と言っても最低限イタ語話せなきゃ、イタ語でオペラを書かなけりゃ世俗的現世においての成功は夢また夢。ってぐらいイタリアじゃーーー!!!な世界だったのですね。

なもんで、当時成功した近隣諸国作曲家さんたちはイタ語できてナンボだったんですわ。ドイツ人で成功しようと思ったら、イタオペ書くってのは成功必須条件のひとつでもあったようです。

で、このアリア。題名は『Voglio strage e sangue voglio』。なんていうんでしょうか、日本語的にいうと、「血じゃー!!!大虐殺じゃーー!!!!皆殺しなのじゃーーー!!!!むッきゃーーー」って感じでしょうか(いや、ここまで気合入れて訳すな。ウザいよ。と言われそうですが、このぐらいまでは言いたい私デス)

血生臭い題名ではありますが、なんというか戦いへの高揚感、逸る気持ちが旋律から立ち昇り、題から得る印象とは裏腹に、爽やかささえ感じられるなんともはや、イタリアーンな妙に心地よい楽曲。

イタ友に、この曲ハマっててさー。なんて聞かせたら、真顔で「こういう曲を好きだと言ってはいけない。人格疑われるから」と、アナタの人格疑いマス。な眼差しで言われたのですが、やっぱ面白いと思うんですよね、コレ。血湧き肉踊るで。

バロック音楽の波がキテルなんても聞きますが、まだまだマイナーなためか、もしくは現代人ウケしないのか、はたまた知られていないだけなのか。。現代においてはグラウンさんの曲はほっとんど演奏されることはないそうです。残念。。

ちなみに、バロック音楽ってのは1600年の関が原の戦いから、1750年まで。徳川幕府中期ぐらいまでを指します。ほらほら、なんとなーくこの曲聴いて、ホラ貝の音とか聞こえてきませんか(笑)
DVDシュタイナー教育とモンテッソーリ教育の話しを友としていたとき、「ちょうど読み終わったから」と相良敦子著、『お母さんの「敏感期」』。副題に゛モンテッソーリ教育は 子を育てる、親を育てる゛というモンテッソーリ教育についての本を貸してくれました。

モンテッソーリ女史は、イタリア人でございまして、イタリア人ならば知らぬ人はいないと思われマス。というのは、彼女の遺した幼児教育に関する業績。というよりも、ユーロ導入前のイタリアのリラ札のお顔として大いに活躍(?)されてたので。

まぁ、そんなんは置いといて

モンテッソーリさんの唱える教育は、ン十万とかする教材揃えてとかの「金なきゃ、ちゃんとした子に育てらんないわけ?」ってなことではなくてですね、どんな家庭であってもちょっとした工夫やお母さんの゛気づき゛によって、かなーり違ってくるのヨ。ってなとこを本書では分かりやすく書いてあるのですよ。

母親のそんな子供の変化や゛したい気持ち゛を察してあげること、気づけること。などから、タイトルの「敏感期」ってのがとられたようであります。この「敏感期」ってのに気づけると、かなーり子育てが楽しくなるようでございますよ。

これを貸してくれた友だちと私には子供がいませんが、そんな私たちにもヒッジョーに面白く得るとこ多かったこの本、読んで思ったんですが、どんなことにしても゛教える゛という基本は同じというか似ているのかもなぁ。と感じましたです。

私は密やかーにではありますが、日本語を教えているのですが、その時に自分が生徒たちに対して気をつけてることとかが被っていたりして、゛へぇー゛と゛ほぉーー゛の連続でしたです。これがズバリ子育て真っ最中にこの本に出会ったら、すんごい子ども育てるの面白くなるかもナー。な感想でしたですよ。

子育てをこれからする方、真っ最中の方、子育てお悩み中の方には強力にオススメ。

多分、子育ての疑問を解決する手助けや、子育てが楽しくなるキッカケになるんじゃないでしょーか。もちろんそれ以外の方にも、読んで面白いと思える確立高しな一冊だと思いますよン。
DVDやっとこさ、今週頭から09年度版手帳の半額セールが本屋兼文房具屋で始まったので、「残りものには福がある~」の言葉を信じ、ダッシュして参りました。

今年の手帳選びで重視したのは、゛捲りやすい゛゛軽い゛、゛色んなもん貼って膨らんでも余裕ある゛の三点。

まぁ、毎年同じよな条件なんですが。。

で、店でひとり捲り吟味すること20分ぐらいで右のヘンテツ無いロンドンの手帳会社のモンに決定。元11.90ユーロを5.95ユーロで購入(あれ??50セントボラれてますか??)

決め手は手のひらサイズで、ゴムつき、バインダー部分が大きいんで貼りモンして膨らんでも余裕ありであろうってのと、バインダー部分に書くモン入れとけるかなー。で決めましたです。

DVDで、帰宅してからまずは、イロケない表紙を変えるべく雑誌やらを引っくり返し、左のよなのを貼りつけてみました。左下の○部分には、2009と入れる予定。

やや満足

でもニヤケ顔で初書き込みをしてみたら。。「しまったーー」でございました。。

右利きの私が左ページに書くときバインダー部が邪魔なのと、紙の段差で書きにくい。そして1ページに2日分が書き込めるレイアウトはそのまま続けて日付が並んでるだけなんで、ちゃんと文字読まないと曜日、月がひと目で分からん。。

DVDうーーム。。(この失敗は来年の手帳選びに活かすことにして。。)
ということで、まずは週末を蛍光ペンでチェック。次に月がすぐに引けるように、柄や色を全部変えてインデックスを作ってみましたです。ちょっと見にくくてスマンですが、右のよに変えてみましたですよ。

なんか、ロンドンっぽいじゃーーん(?)
くぇーー、かわいいーー

と自己満足。毎年、新しい手帳を手に入れてはカイゾーした後に訪れるこのヨロコビ。ということで、この作業が終わると、本当に今年が訪れた。って気がするんですよねー
DVD静かでした。静か。

で、なんかこう、(哀しい+悲しい)÷2ぐらいの感情+あたたかい。

そんな読後感でございました。

著者の小川洋子氏の芥川賞受賞作品『妊娠カレンダー』
を読んだときは、ドロっとしたもんを淡々と書く人だな。ぐらいな記憶が残っているのみですが、『博士の愛した数式』では妊娠~で感じた淡々さは感じたものの、その淡々さが良い効果を出していて、物語を引き立て、長く余韻をひき、記憶に残るような作品に仕上がっている気がいたしやした。私なんかが言えるもんじゃないですが、「なんか上手くなったんだナー」な感想もアリ。

記憶が80分しか持たないという悲劇。でも人生にはそんな悲劇の中にも楽しいことも用意されてるし、その悲劇がゆえに出会える縁や、人としての深さに触れえる機会もある。大げさなことではない。人生にはこういったこともあるのだ。普通のことだ。。そんなことが淡々とした筆致からも感じ、身近なジンとくる、でもって読み終わった後にジワリとあたたかくなる。そんな物語でございました。
DVDちょい前までハマッてた

と久々に会う友が浅田次郎の本を3冊貸してくれたうちの一冊。

タイトルはリムスキー・コルサコフの<シェエラザード>という曲から取られとりマス。

この勇壮な曲が映画やドラマのようにバックで流れているわけではありませんが、確かにこの本には゛音楽゛が流れています。

もち、聞こえはしませんが

でもこれだけ小説と音楽が共鳴していることも珍しいんじゃないか。そー思いました。

タイトルにあるコルサコフの大曲に見劣りすることのない物語は、ある目的を持つ船を中心に、過去と現代、戦争に翻弄される時代や人の運命と共に壮大に緻密に描かれていて、上下巻で700ページを超えるってのに、元日と2日で一気読み。

こういった様々な要素に加え、人として大事なことや尊厳、そういったものも含め、読みやすく混乱をきたさず読者を最後まで惹きつけ続ける力量には、うーーム。でございました。

そんなに面白いノ?」と相方に聞かれるぐらい私は読み耽ってしまいましたヨ。

折角の正月だし、読書はホドホドに。とも思ったんですが、゛かっぱえびせん゛状態。でも幸先の良い゛読書゛スタートを切れましたけど。

読後は放心、そして哀しさから、「嗚呼」の一言でございました。なんともヤルセナイんでございます。

浅田次郎の『シェエラザード』、コルサコフの脳内バックミュージックをかけながら、一気読みできる時間があるときに読み始めることをオススメいたします。
DVD二人で一人の体を共有するという奇怪な分身物語が、その欧州的背景とも重なって、なぜかドイツ統一劇に至るまでの東西両ドイツのかかわりを連想させた。私はてっきり、ドイツ統一記念にミュンヘンあたりの幻想作家が書きあげた海外作品の翻案であろう、と思いこんだほどである。

実際、『バルタザールの遍歴』はウィーンをはじめ外国の街々の細部描写が堂に入っている。登場人物たちのからみ具合から会話まで、これも現代アメリカ小説を読むような切れと技巧にあふれている。最後にブエノスアイレスへ向かう主人公の行動も、いかにも海外小説的な゛遍歴゛のスタイルを踏んでいる。極言すれば、あまりにも巧みに翻訳小説めかした構成なのである
解説より 荒俣宏氏

佐藤亜紀氏が日本ファンタジーノベル大賞で大賞を受賞した『バルタザールの遍歴』を読んだのは、私が10代の終わりか20代初めの頃であります。

読後は、著者の広範な知識と知性、少し突き放したような文体、斜に構えたよな魅力あふれる登場人物。。今までに読んだことのなかったストーリー展開と匂いたつヨーロッパの雰囲気に衝撃を受けたもんでございました。

そんでもって、これを書いたのは留学経験があるにしても日本で生まれ育った日本人が30歳前に著したってのを知って鼻血ブー。

読んだ当時の私は、佐藤氏がこの物語を書いた年齢に達してはいなかったですが、もし自分がその年齢に達したとき、果たしてこれだけの教養を身につけられているものか。とマジで考え、著者へ微かな羨望とひとり称賛を送ったのでありました。

イタリア来るときに持ってきたこの一冊、フと思い出して本棚から取り出し捲ってみても、20代が著したとは思えない力作に、30代になってまたもや唸っとりマス。実は彼女の作品を読んだのはこれ一冊のみ。機会あれば、40半ばにかかった著者の今の作品も読んでみたい。そんな思いに強くかられるデビュー作です。
DVD北国。広大にして誉れ高きロシヤの大地。
夜空のどろりとした黒さを時おり走る稲光が教えた


声に出してみると分かり易いですが、この力強い出だしで始まるロシアの英雄『イリヤ・ムウロメツ』を筒井康隆&手塚治虫の強力コンビで一冊の本にしたのがコレ。

100ページちょいという短いページ数に、英雄イリヤの冒険が詰まってマス。読んでて、随分と゛音゛的だなぁ。と思ったら、この話しの出どころは、ロシアの叙事詩ブィリーナってやつで、その昔のロシアの英雄やら豪傑やらを歌い語りついで行ったものの中の有名なお話しらしいッス。

本書の後に、-ブィリーナの世界-と題して、中村喜和さんという方が説明されとります。分かり易く端的にまとめられてるので、こちらもお話し+で読まれると良いかも。更にご興味ある方は、中村さんは本も出されているとのことなのでそちらもドーゾ。

ということで、日本語でこの英雄譚を書いた筒井氏は、ブィリーナの゛音゛で伝えるとこにも配慮されたらしく、リズム感のある英雄を語るにふさわしい力強い響きを持つ日本語で書かれてマス。なんてんでしょう、音読に適した本ではないでしょうか。あと紙芝居とかにして子供に語り聞かせるってのもアリかな。あぁ、手塚治虫センセの絵がもっと沢山はいってたらなぁ。。

そうそう、音読ってダイエットに良いって聞いたことアリ(笑)。どうでしょう、子持ち&ダイエットに興味ありな方、ご子息、ご息女に読み聞かせてみてはっ。おー、イイかも~。かくいう私は子供いないんですよねぇ。残念。う~ム、近くにオコチャマいないかしらん。読み聞かせちゃいますよ~(笑)
DVD装丁が気に入ったのと、池波正太郎の名に惹かれ先日のミラノにて購入。

この本の題となっている『闇の狩人』は、江戸の暗黒街の住人のことを指すんだそう。ということで、舞台はもち江戸暗黒街となるんですが、゛暗黒゛とは言っても暗~い感じはなく、人を殺める場面が多々出てはきても血生臭くもなく、読後感は人の人情というか人と人のつながりや温かさにジ~ンと余韻を引くもんでありました。

そして本書の最後にある解説に、フランスのフィルム・ノワールを例にとり、
フィルム・ノワールとの絡みでいえば、闇の世界に生きる男たちの心情を見事に描いた名場面をいくつも用意している

闇の中で交錯する男の心情と黙して語らぬ雪の夜の静謐感を実現できるのは、恐らく日本の映画監督よりは、フランスのフィルム・ノワールの巨匠、ジャン・ピエール・メルビルあたりではなかろうか『闇の狩人』解説より

おっ、そうそうそう!!」と読みながら感じた文字から浮かび上がる映像のセンスの良さは、「それよ、それ~。フィルム・ノワールっぽいかも~」と頷いたのでありました。

映像的な小説だから映画あるかも。。と探してみたら、やっぱありました。監督は大御所の五社英雄。でも原作とはかなーり違っているようであります。見たい気もするけど、脳内映像で自己完結しときたい気もしてみたり。。でも監督は五社さんだし、主演は仲代達也ってことで、別モノとして楽しむってのもアリかしらんね。
DVD素直に笑えて、軽~く読めました。

その昔、ウロ覚えですが15年ぐらい前に『クレア』というちょっと頭イイ感じ系女子をターゲットにしてるだろな雑誌に原田宗典が『ムネノリいや~ん』なんて書いてたコーナーが好きでよく立ち読みしてたもんでございます。。遠い目

この『楽天のススメ』は、その当時のクレアに掲載されてたほどハジケテはなかったですが、原田節は健在でございました。

どうやらこのエッセイを書いていた頃の原田さんは30代の前半から半ばぐらいだったようであります。ということは、今の私と同じぐらいのときに書いてたんですな(でもそんな原田氏も今年で50歳になるとかならないとか。。あぁ、月日の経つのは早い。。やっぱ遠い目。。)

文章は軽くありながらも、思うとこアリ。なんであろうななとこがチラリチラリと見え、軽快さの中にも説教臭くはならない程度に言いたいことが込められているよな気がいたしましたデス。

10代、20代のニイちゃん、ネーちゃんたちにオススメでございます。そこらに居そうな゛アニキ゛からのお言葉に、゛はっ゛とするところもあろうかと思いますよん。
DVD年末に声かけてもらった友からたまたま手元にあった本を貸してもらえるという幸運にも恵まれ、本的(?)には良い感じで08年を終え、09年は元旦から夜更かし読書三昧をしとりマス。

うれしー

な09年の幕開けでございますが、その積まれた本の誘惑に抗いつつやらねばならぬことも遂行せねばならぬので、ちと苦しかったりもして(笑)

でも昨年後半は、日本語書籍欠乏症を触れ回ったのと、ココロヤサシキ方たちとの出逢いもありで、懐が暖かい現在←゛本゛ででございマス。お金でではないとこがサミシーですが。。(笑)

イタリア来てから初めて「あー、しばらく読む本あるよ~。うれしー」な状態に、天中殺という年回りではあってもなんかイイことありそな希望に膨らむ丑年09年正月。

今年はココロに残る本や映画に少しでも多く巡り逢える年になりますよーに。
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