゛リアル゛ってナンダ-『リバーズ・エッジ』

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DVD今のアタシって、本当のアタシじゃないと思うの

数年前に渋谷の雑踏の中で耳にした言葉でございます。

一緒に歩いてた友達は、「戦争にでも行って、死ぬか生きるかの中で生きてたら、こんなバカなこと考えなくていいよ」と鼻でせせら笑ってたのを思い出します。何でもあって何もない。多分、そこにいる自分を実感し受け止められず、幽体離脱した感じなんだろか。が私の想像。

スーパーマーケットに並ぶ
スライスされパック詰めされた肉達
あれらは本当に生きていて 
あのTVで見たことのある
牛や豚やニワトリの形をしてたんだろうか?
本当は学校の近くにある 
あの煙たなびく工場の中で
つくられたものなんじゃないだろうか?
その方がいい その方がほっとする
あたしは「自然」なんか嫌いだ
『リバーズ・エッジ』、岡崎京子

久々に読み直してて、このコマと渋谷で聞いた言葉が重なりましたです。

゛リアル゛ってナンダ。ちょっと考えちゃいました。

今の日本には足りてないもののひとつなんじゃないかしらん。そしてこれが足りないと、病んだり均衡を失うものである気もします。

随分前から゛リアル゛欠乏が続いているのも、この本が色あせることなく、読者の共感を得続けるひとつの要因、でもあるのかもな。と想像してもみたりデス
あらかじめ失われた子供達。すでに何もかも持ち、そのことによって何もかも持つことを諦めなければならない子供達。無力な王子と王女。深みのない、のっぺりとした書き割りのような戦場。彼ら(彼女ら)は別に何らかのドラマを生きることなど決してなく、ただ短い永遠のなかにたたずみ続けるだけだ-ノート あとがきにかえてより
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