住専、殺人事件、誘拐事件に滝桜-『みちのく滝桜殺人事件』

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DVDもう一冊手元に残ってた宮之原警部シリーズの旅情ミステリー。

面白かったですわ、ほんと。

この間読んだのと同様に、読む観光案内な要素+住専問題に殺人事件、そしてパリ郊外で起こった大掛かりな誘拐事件などなど。300ページほどの容量にテンコモリな内容でしたです。

住専なんて、どうなってんダ。と私なんかにはよく分からんかった問題ですが、そういったことも堅苦しくなく登場人物たちを使って説明、語られてます。ちょっと長いですが、おもしろかったんで、以下に引用。

世の中の出来事というのは、原因があり、結果があります。結果だけあげつらって借り手がわるいと騒ぐのはどんなものですかね。わたしにいわせれば、いまの日本のいちばんの問題は、誰も責任をとらなくなったことではないですか。誰も責任をとらない社会というのは、根本のところで間違っています

個人が自分の住宅を持つ。その政策自体、失敗だったのかも知れない。官庁はもちろん、ちょっとおおきな会社に勤めると転勤はつきものなのだ。人間はカタツムリではないから、家を背負って転勤するわけには行かない。なまじ持ち家があるため、単身赴任という非人間的な勤務があたりまえになった。

そしてまた、阪神大震災で持ち家が倒壊すると、消失した家とあたらしく建てた家、ふたつのローンに追われる結果となった。戦前、わずか五十年まえは、都会に住むものは借り家が常識だった。家族構成に合わせて、家が狭くなるとおおきな家を借りる。それが常識だった。国民的文豪だった夏目漱石でさえ、終生、借り家住まいを疑問に思わなかった。戦争で都市という都市が爆撃で壊滅し、住宅難にこりた国民は家を持つことにあこがれたから、政府の持ち家政策は支持されたが、いまになってみると、持ち家政策は失敗だったのではないか。。
』-本文より

自分が家を買う、買わないでドタバタした時期や、持ち家か借家かで考えることもありで、久々にツボにストライクな『みちのく滝桜殺人事件』でございました。オススメ。

作者の木谷恭介氏って知らなかったんですが、2冊読んでみて興味が湧いたので既刊リストなぞを見てみました。

多作な作家さんなんですねぇ。この宮之原警部シリーズは人気らしく、100冊以上出てるみたいです。どれもナントカ殺人事件ってことで、読む観光案内+時事問題も絡めたストーリー展開が得意のよう。登場人物たちのキャラや物語にも配慮が感じられ、手軽に楽しく読める日本人のための読む週刊誌の裏ネタ。って感じ。

と思ったら、作家さんになる前は、週刊誌のライターさんや、放送作家をされてたのこと。

あっ、ドーリで

週刊誌は読むけど、本は読まないって方、こういう分野から゛読書゛の楽しみを知って行くというのも悪くないと思いマスよん。

 手元に置いとこうかとも思ったんですが、誰かにススメてみたい気もするので、手放すことに。そういや、カワイイ子には旅をさせろ。なんて言葉があったナー。なんてのを思い出しちゃいました。旅の経過はココから見れます。
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