フィルム・ノワールな時代小説-『闇の狩人』

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DVD装丁が気に入ったのと、池波正太郎の名に惹かれ先日のミラノにて購入。

この本の題となっている『闇の狩人』は、江戸の暗黒街の住人のことを指すんだそう。ということで、舞台はもち江戸暗黒街となるんですが、゛暗黒゛とは言っても暗~い感じはなく、人を殺める場面が多々出てはきても血生臭くもなく、読後感は人の人情というか人と人のつながりや温かさにジ~ンと余韻を引くもんでありました。

そして本書の最後にある解説に、フランスのフィルム・ノワールを例にとり、
フィルム・ノワールとの絡みでいえば、闇の世界に生きる男たちの心情を見事に描いた名場面をいくつも用意している

闇の中で交錯する男の心情と黙して語らぬ雪の夜の静謐感を実現できるのは、恐らく日本の映画監督よりは、フランスのフィルム・ノワールの巨匠、ジャン・ピエール・メルビルあたりではなかろうか『闇の狩人』解説より

おっ、そうそうそう!!」と読みながら感じた文字から浮かび上がる映像のセンスの良さは、「それよ、それ~。フィルム・ノワールっぽいかも~」と頷いたのでありました。

映像的な小説だから映画あるかも。。と探してみたら、やっぱありました。監督は大御所の五社英雄。でも原作とはかなーり違っているようであります。見たい気もするけど、脳内映像で自己完結しときたい気もしてみたり。。でも監督は五社さんだし、主演は仲代達也ってことで、別モノとして楽しむってのもアリかしらんね。
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装丁のデザインが、なんとなく色の感じとか雰囲気が私の好きな小村雪岱に少~しですが似ている気がしたので思わず手に取ってしまいました。帯もちょっとした工夫を感じて個人的には好感度高しでございます。話自体も気に入ったのと、ココロにとまったフレーズもありで、中々に実り多い一冊でございました。おすすめ。

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