分かり易くないからイイ-喫茶『クラシック』とラヴェルのヴォカリーズ

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久々にラヴェルを聴いていたら、中野にある喫茶『クラシック』を思い出しました。

あそこでラヴェルはリクエストしたことなかったなー。ラヴェルと『クラシック』って相性良さそじゃな~イ。帰ったら行ってリクエストしちゃおー。むふふ。。とググッてみたら。。

ゲゲッ、閉めちゃった
んですかっ!!

なんでも相続する人がいないため、国の管理となっていたらしいですが。。


この喫茶店には、学生のころからたまに出入りしとりまして、友達と牛丼を持ち込んでは薄暗い店内の中、クラシックを聴きながら話し込んだものでありました。クラシックなぞに興味ない友らに、「ちょっとオススメ~♪リクエストしてくるから聞いてよぉ」と、リクエスト黒板に知ったかぶってしこしこと書き込んでいたもんでございます。

他にも、イタ人の建築家友をここに牛丼とともに連れて行ったら、「こんなスバラシイ場所があるなんてー。誰もこんなとこに連れて来てくれなかったわ。ありがとう」と木の壁が触り心地が良いとか色が好みだとか絶賛していたもんでした。。

なんというか、こういうアヤシなところが。。日本っぽい湿っぽさが渦巻いているよな人間臭ーい場所が消えて行くってのは。。なんともカナシーですわなぁ。。

得体の知れないエロさ漂うラヴェルをあの『クラシック』で、相方に聞かせてやりたかった。。(嫌がるだろうけど(笑))。。

無念、デス

で、クラシックでリクエストしたかったラヴェルちゃんは何かというと、『ハバネラ』でございマス。

これ、ヴォカリーズなんでございますよ。歌詞がないの。

ハバネラっていうと、ビゼーの仏語オペラで舞台はスペインの『カルメン』
の中のアリアが有名ですが、このハバネラの元ってのは元々はキューバの舞曲だそうで、スペインじゃないんですな。

この妖艶なるリズムは海を渡り、スペインに根付き、フランス人作曲家どもを虜にしたらしく、ビゼーやラヴェルだけでなく、サン=サーンスやマスネらもハバネラのリズムを使いそれぞれ作曲しとりますね。おまけの知識としては、ハバネラ+フラメンコ→タンゴのルーツ。なんて話しもあるようです。

激有名なビゼーのハバネラは仏語で歌詞がついとりますが、私が聴きたかったラヴェルのそれは、歌詞なしでして、歌としてだけではなく、チェロやヴァイオリンの弦楽器に始まり、探したらテルミンやクラリネットでの演奏もございました。

実は私もこのラヴェルのヴォカリーズに挑戦したんですが。。なんかこぅ、エロが足らんのですよ。

これはエヴァネシェンテなのよ、ふぅと突然煙のように立ち昇ってすぅと魔術のように消えてゆく。。」と歌のセンセに言われたのですが。。

言葉では説明し難い不可思議さの中に潜む得体の知れないエロ。っていうんでしょーか。。コギレイ、ワカリヤスイじゃ物足らん方にオススメの一曲でございます。

と、『クラシック』、建物は本当に取り壊されたんでしょーか。こーいうのが、日本のウリなのになぁ。。コギレイ、ワカリヤスイ、カラッポなんて、面白くないと思うんですけどね。。

※このラヴェルのヴォカリーズの楽譜、日本では入手が難しいようでありますが、フランスにはありますんで、参考までに紹介しときますです。どっかのコジャレタレストランとかでバックミュージックとして演奏する。なんてときにも良いかもですよ、コレ。高低の違いがあるんで、選ばれるときは注意してくださいましねん。

ラヴェル『ヴォカリーズ』楽譜

※エヴァネシェンテ(evanescente)音、映像、においなどがしだいに薄れてゆく、消えてゆくこと-小学館伊和中辞典より
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