ジンセイ下手、恋愛下手におすすめ-『私本・源氏物語』

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DVDおもしろすぎっ!!

田辺聖子女史の『私本・源氏物語』は絶対お勧めの笑えてタメになるオトコとオンナの物語

主人公は、稀代のプレイボーイ光源氏ではなく、架空のお供゛伴男゛さんが日記調で綴る光源氏とその周辺の日常でございます。

この伴男さんたら、まぁなんとも男女間の機微に精通しとりましてですね、地位・財産・容姿に恵まれるも中々運命の女性に巡り会えない女難(?)でまだまだケツの青い光源氏さんへの思うとこ、そんな源氏さんへの助言や自身の恋愛事情を柔らか大阪弁で語っとりマス。

この大阪弁がまたよくってですね、人間味あふれててイイんですわぁ。

もしこれをイタ語に翻訳するとしたら、ゼヒともナポリ弁で訳してもらいたですねぇ。私、方言ってすごく好きなんですよ。自分自身が東京出身なもんで、方言ってアコガレるんですよね。だから方言を持つ人たちには、ガンガンと東京だろがどこだろが、故郷の言葉で話して欲しいんですよねー。だって楽しいし、あぁ、色んな響きがあっていいよなー、どんなトコなんだろーとか、この言葉だったら、こういう話しをするときにピッタリだよなーとか、想像力が広がりマス。

この本は、大阪弁の持つ響きをうまーく使って、光源氏やその時代の人たち、風俗を堅苦しくなく描いてて楽しく読めるのに得るトコ大きい一冊。作者の田辺さん、上手いです。

週末に本友とお茶するから、貸したげよ~っと。
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と、この伴男さん、中々に含蓄ある言葉をおっしゃってるので、いくつかご紹介。

●ここの東宮未亡人は教養たかい夫人という噂だが、自分にいわせると、四角い文字がいくら読めたって歌が巧くったってそんなものは「女の教養」ではありはしない。
あ、この男、もう秋風だわ、などということをうまく見ぬき、対応できる手腕が「女の教養」なのだ-22ページ

●自分は、ゆとりのないのは男でも女でもきらいである。ゆとりは、金や物品のあるなし、経済力のいかんにかかわらないものだが、しかしなぜか、世間の人間は、物質的にゆたかだと、ゆとりを持つようである。
貧しくても、零落して世間交わりしていなくても、「遊びの精神」はもとうと思えばもてるのに。
零落した人は、気持ちまで零落するらしい-71ページ

●男と女のつきあい方では、あとで会ったとき、具合わるくないように、それから、ピシャリと戸を閉めたようにたちきらない、ちょっとだけ隙間をつくっておく、そうすると、あれは開けるつもりか閉めるつもりか、と女の方で気を揉み、やがて自分の都合のよいように解釈して、居付くなり立ち去るなり、してくれるものである。女の去就は、男がきめてはいけないのである-224ページ

●人間というものは、流れゆく先々で、ともかく、がんばらなくちゃいけないようにできている-265ページ

などなど、男女間を中心に、ジンセイをも含むナルホドフレーズ満載の笑える源氏物語、おすすめでございマス。
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