学ぶ楽しさを教えてくれる-『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい』

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DVD白川静さんという漢字学者がいらっしゃるというのを知ったのは、イタリア来て、日本語を教えるようになってから。

まぁ、アルファベット民族に漢字を教えてくってのは大変でございましてね。いかに楽しく、いかに頭に残るように教えるべきかと頭を悩ませ、ネットで情報収集しているときにブチ当たったお名前だったのでございます。

まずは一冊、『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい』を購入。

まさに私が探してた情報そのもののタイトルではありませんかっ。

この本の良いとこは、小学生から私のよーなイイ年の大人まで、年齢に関係なく楽しめる上に得るとこが多く、パラパラと拾い読みもできるんで、気分屋でコムズカシイのが苦手な私でも大丈夫でございました。漢字に対するイメージも良い意味で変わったように思えるし、漢字を見る感覚も少なからず変わったように思えマス。

小学校の頃から、漢字テストに悩んできた私ですが(あっ、一応いつも成績は良かったんでございますよん。もほほ)、闇雲に機械的に覚えまくってた自分がアホでカワイソーになってきてしまいましたです。もーちょっと、なんていうか。。本書にあるような教え方をしてくれてたら、漢字を通して古代中国や、日本とのかかわりなんかにも早い時期から興味を持てたのになー。と残念、な気持ちにちょっとなってもしまったのでした。。
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今年は(二〇〇六年)は昭和二十一年(一九四六年)十一月に当用漢字表が発表されて、ちょうど六十年の年にあたります。その改革の中で漢字の新字が生まれましたが、中には字形本来の意味をわからないままに改変した゜誤った漢字゜が多くあることも、白川静さんの研究を通して、この本の中で具体的に指摘しておきました。
文字は文化の基本です。「誤りを正当として生きなければならぬという時代を、私は恥ずべきことだと思う」と白川静さんは『字統』の中で書かれていますが、同感です
本書あとがきより

あっ、そうそう、こんなことも思い出したので。。

昔からお役所というところはろくでもないことを思いつく場所だったとみえて、明治時代にも旧仮名を新仮名に直すという案を出したが、その時にはオーガイという、日本語を絶対にこわしたくない軍医がいて、その思いつきを潰してしまった森茉莉『私の美の世界』242ページより

この後に森鴎外が新仮名遣い案が決まりかけていた会議に出て行って、鴎外が政治家相手に話しをしてその案を潰してしまった話しが書いてあります(笑)

そんじょそこらのボンクラ政治家に、天下の鴎外が言い負かされるはずはないですな(笑)

最後に、鴎外の娘、森茉莉の御意見をば。

ともかく私に確実に言えることは、当用漢字論や新仮名論者の言う、子供にとって難しすぎるという理由は単なるヘリクツだという事である。昔殆どの子供たちはそれらをちゃんと覚え、きれいな漢字やかなづかいを自分のものにした。そのことから優雅な動作や、優しいものの考え方もなんとなく備わってきたのであって、極言すればゲバ棒学生の頭脳の粗雑さに、これが全く関連ないとは言えない。それを国語改革論者が解らない、ということは、彼らが鈍感で、きれいなものを感じる感度がゼロだ、ということを証明する以外のなにものでもないのである森茉莉『私の美の世界』245ページより

確かに(笑)
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