少女のころの無邪気さとザンコクさ-『すいかの匂い』

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DVDオトナになってからふっとしたときに読む、ココロの隙間短編集

そんな感じを受けた江國香織『すいかの匂い』

どれも短く漢字も少なく、一見ふうわり誰にも読み易い。でも、どこかザンコク、少しドロっ。

作者の本が人気があるのは、この辺のとこが絶妙であるかじゃないかと思うのれす。本を読まない人にも読み易く、本読みにも受け入れられる要素がある。この辺の感覚も絶妙であるのではないかと。

すんごく真剣に読むほどのモンじゃないと私は思ったんですが、ココロの隙間にスルリと入り込んで、自分自身の子どもの頃の思い出も引っ張り出してくれたりと、なんというか、読み手の感覚に入り込むのが上手いな。と感じたのでした。

暑い夏に、ゴロゴロしながら何をするでもなく。。な時にでも読むのに良いんじゃないでしょか。
あぁ、すいかでも食べながらね。

先週、トリノへ立ち寄った際に、Hさんと本を交換したうちの一冊です。せっかくなんで、こりゃまたブッククロッシングにて旅立たせようと思いマス。
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あの夏の記憶だけ、いつまでもおなじあかるさでそこにある。つい今しがたのことみたいに―バニラアイスの木べらの味、ビニールプールのへりの感触、おはじきのたてる音、そしてすいかの匂い。無防備に出遭ってしまい、心に織りこまれてしまった事ども。おかげで困惑と痛みと自分の邪気を知り、私ひとりで、これは秘密、と思い決めた。11人の少女の、かけがえのない夏の記憶の物語-裏表紙より
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